去勢・避妊手術って義務?意外と知らないこと。

初めて犬を迎えたら、可愛くて可愛くてしょうがないですよね。

でもなにをどうしたらいいか分からない…

例えば犬の体、オスであってもメスであっても必ず直面するテーマ。

去勢ってするものだよね?避妊も当たりまえだよね?いつするの?

今日は、よくあるそんな疑問についてのお話。

そもそも去勢・避妊って?義務なの?

オス犬においては生殖腺である精巣、睾丸を外科手術によって摘出することをいいます。

メス犬では、卵巣または子宮全摘出を指します。

一般的に、ガンなどの病気のリスクを回避しようということでよく推奨されます。

まず、義務ではありません。

現在の流れとして日本は去勢や避妊率がとても高いですが、世界中がそういうわけではありません。

よくある去勢をする理由

一般の飼い主さんがよく去勢をする理由としては以下が挙げられます。

・マーキングをするから

・マウンティングをするから

・犬に対しての攻撃性を抑えたい

・人に対しての攻撃性を抑えたい

・問題行動の抑制(吠えるなど)

・病気になるリスクを避ける

日本の獣医師と海外の獣医師の見解

■日本の獣医さんが挙げる去勢のメリット,デメリット

全ての獣医さんということではありません

(メリット)

 マーキング行動やマウンティングの軽減

・攻撃性の低下

・前立腺肥大症(オス)、睾丸腫(オス)のリスク回避

・6ヶ月未満で去勢をした場合足をあげての排泄がなくなる

などが主に挙げられていて、皆様も少なからず耳にしたことのある情報かと思います。

(デメリット)

・肥満になりやすい

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■海外の獣医さんが挙げる去勢のメリット,デメリット

(メリット)

・オスに対する競争心からくる攻撃性が約60%軽減。(食べ物や人に対する攻撃性には効果なし)

・前立腺肥大症(オス)、睾丸腫(オス)のリスク回避

・肛門膿炎,糖尿病のリスク軽減

(デメリット)

・股関節異形成などの関節疾患,副腎疲労,骨肉腫,などのリスク増加

・食欲の増加による肥満傾向(日本の獣医師と同じ)

・早期去勢をした場合子供っぽい行動が残る

・テストステロン(男性ホルモン)分泌が低下するため未去勢オスに対してのストレスレベルが上がる

・甲状腺機能低下症のリスクが3倍に増加

・予防接種(ワクチン)に対する有害反応のリスク増加

ポイントはデメリットの違い

日本の獣医さんの特徴は、デメリットが極端に少ないという点です。

そして、日本の獣医さんのメリットには行動面が入っていて、

海外の獣医さんのメリットには行動面が入っていない。

要するに海外の獣医さんとしては、

マーキングや攻撃性、マウンティングはトレーニングによって改善や対応を図るという認識があるということですね。

去勢という外科手術によって行動面にアプローチするという考えがそもそも無く、それは飼い主とのトレーニング次第でなんとかなるだろうということなのでしょう。

早期の去勢は少し待った方がいいかも?

日本の去勢事情で特に顕著なのは、早期の去勢・避妊手術です。

去勢や避妊に関する情報は、まだ全てを網羅した正確な論文はありませんが

海外の獣医師では

“生後6ヶ月などの成長過程の時期に去勢はすべきではない”

という意見が多い印象を受けます。

関節疾患、生殖器系の疾患は回避できても、そのほかの悪性腫瘍のリスク増加など..

早期去勢に関しては少々考える必要がありそうです。

現在の海外の流れを考えると思春期などを通過したのち、身体的にも精神的にも落ち着き始めた頃(2〜3歳)が良いのではないかということ。それには私個人的にも賛成です。

ホルモンなどの影響を大きく受ける時期だからこそ、行動も変わったりするものです。

“マウンティングやマーキングが大変だから…”そう思っても少し考えてみましょう。

更年期、思春期、人間の体でこういった時期によるホルモンバランスの変化ってありますよね?

そういった行動は意識ではどうにもならないこともあるのと、犬も同じなんです。

まだまだ未解明な部分も多い

去勢や避妊の問題に関してはまだはっきりと結論づけることが難しい問題でもあります。

しかし動物に関して先進的な国を覗いてみると

デンマーク、スウェーデンなどの去勢・避妊率は飼い犬の全体のおよそ10%を切るそうです。ほとんどの方がしないということなんですね。

これは日本やアメリカとは真逆のデータです。

たしかにこれには、北欧の動物福祉レベルの高く、動物の飼育放棄、パピーミル、ペットショップなどが存在せず望まれない命が生まれることが少ない。

そういったことが関係しているのでしょう。

しかし、ご自宅内で未去勢、未避妊の雄と雌がいる場合は注意が必要であることはいうまでもありません。

なにごとにも責任を持つことは大切ですよね。

私たち人間は“勉強”を通して学ぶことが可能な動物です。

犬たちの運命は私たちが握っている。

明るい未来にしたいものです。

 

DOGGY BRO…IPPEI

 

 

 

 

 

 

 

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