“犬”という生き物。意外と知らない犬のからだ。

犬 DOGGY BRO ドギーブロ 犬の身体

一緒に暮らしている飼い主さんが、犬の一番の理解者であること。

それは素晴らしいことですよね。

みなさんは、犬の見えている世界というものを想像してみたことがありますか?

今回はあなたの大切な愛犬の、身体のしくみについて少しお話してみようと思います!

犬が見ている世界

~色覚~

犬の目に映る色彩ってどんな感じなんだろう。

犬と暮らしている方なら一度はそう感じたことがあるのではないでしょうか。

一般的によく聞くのは、犬は白黒の世界で、グレーの濃淡で見えている、といった感じでしょうか。

実は、犬にも色覚は存在します。ただ“人間ほど豊かではない”というのが正解です。

犬に見えている色は黄、青、グレーであると科学の世界ではいわれています。

…犬には、この絵、全く同じものが二つ並んでいるように見えているんですよ!

~視力~

ついつい当たり前に人と同じように見えていると思いがちですが、

犬と人では、焦点を合わせる能力に大きな違いがあります。

人はピントを合わせる能力に長けています。

犬はこれが苦手で、70センチも近づけばもう焦点は合っていないそうです。

猟犬種など犬は遠視が多いですが、一部では近視の犬種も存在します。

…犬たちに遠視が多いということは興味深いですね。動物たちは生きるために必要な能力を選択してきていることがが伺えます。

薄明薄暮性の動物

夜に犬にライトのなどの照明が当たると、光るところを見たことがある方はいませんか?

これは、網膜の後ろにある鏡のようなものが反射して起こります。

犬の先祖であるイヌ科の動物から受け継いだものとされていて、

夕暮れ時や朝方の薄暗いときに活動することのできる目が必要だったことを表しています。

…日が昇る朝、日が沈む夕暮れに散歩に行くことは、生態としても適しているといえます。

聴覚はどれぐらい?

犬の聴覚は、厳密には“音域と周波数”によって変わってくるといえます。

私たちが話す、人の話し声などの中音域では、犬と人の聴覚感度はほぼ同じだと研究で明らかになっています。

ただ、音の強さが小さくとも、高音域の音であれば犬のほうが数百倍も優れているのです!

これは自然界において、小動物が立てる小さな高周波の音を聞き取り、獲物を確保するために選択されてきた能力です。

散歩中に急にピタッと止まり、何かを察知した様子を見せたら、私たちには聞こえない音が聞こえているのかもしれませんね!

集中しているときは耳の付け根が前に向き、口角が狭くなります。

みなさんもぜひ愛犬を観察してみてくださいね。

…犬のボディランゲージについてのお話は、また改めて掘り下げてみようと思いますのでお楽しみに!

情報収集に必要な嗅覚!

よくマーキングのターゲットになる木や電柱などは

人間でいう掲示板のような役割をしていて、それによって犬同士が情報交換を行なっているんです。

「性別は?年齢は?健康状態は?」など細部に渡って探ることが可能です。

人間は目から入ってくる情報を、脳で分析し物事の状況を把握する生き物。

犬はそれを匂いで行っています。犬の脳のうち、匂いの分析にあてられる部分は人間の約40倍だそう。

マーキングして二週間が経過したものまで嗅ぎ分けるといいます。

…匂いを嗅ぎ分ける能力は人間の1000倍から1万倍優れていると推定されている。

マーキングは犬にとって必要な本能行動です。人間社会にも配慮をしながら適切に欲求を満たしてあげてくださいね!

おわりに

みなさんいかがだったでしょうか?

犬の体の仕組み、生物学的な視点で犬を知ることによって、犬への理解を深めてあげることができます。

人間が犬をリードし導いてあげることは大切なことですが、いつも人間が犬の行動を決めつけるのではなく

犬を知ってみる。犬の視点に立って考えてみる。そして犬に選択させてみる。

そういった関係性の築き方も良いのではないでしょうか。

少しでもみなさんの日々のお役に立てれば幸いに思います。

それではまた、次回お会いしましょう。

犬 DOGGY BRO ドギーブロ 犬の身体 

DOGGY BRO…IPPEI

 

※今回参考にした書籍はこちらです。そんなに難しい本ではないので、もう少し深く知りたい方は読んでみてくださいね。

スタンレー・コレン, 犬と人の生物学

スティーブン・ブディアンスキー,犬の科学

 

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